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公園の中で、「観光用救急車」なるものがあったので、乗ってみた。 折角なので、一番前の席に座る。しかし、この一番前の席というのが凄まじい。何と、運転席よりも前。窓ガラスよりも前に特別席が設置されているのだ。これは駑迫力。 走り始めると、凸凹も段段も気にせず、道なき道を行く。 ――なるほど、救急車というのは緊急時に出動するものであり、如何なる道をも突破してでも、とにかく早く現場に到着しなければならないものである。 しかし、かなりの段差を乗り越えても、振動はほとんど上まで伝わってこない。 ――なるほど、救急車というのは急病人や怪我人を運ぶものであり、乗せている患者に衝撃を与えてはいけないものである。 救急車というのは、なかなかハイテクな乗り物である。 そう思っていたら、目の前にガードレールが迫って来た。当然ながら、人間の腰くらいの高さはある。 さすがにこれは避けるだろ、と思ったのだが、なんとそのまま直進! わわわわわ しかし、何事もなく突破。いったい、どんなタイヤならこのようなことが可能になるのだ、と思って下を見たら、半径1mはありそうな巨大タイヤ。 ――納得。 当然ながら、これも夢オチ。妙に理屈っぽい夢だ。 (2010.12.29) |