トップ写真>店名について3


 ここでは、②(意図せずして面白くなってしまったであろうもの)について紹介する。
 例えば、上の写真を見て頂きたい。 これは洋服屋の看板であるが、そこに書かれた店名は、「ミエテーラー」。「美江」さんか「三重」さんが経営しているのだろうが、これではまるで「見えてーらー」。ズボンのお尻に穴でも空いていそうなネーミングは、服屋としてはどうかと思う。
 このように、店にとってあまりよろしくない意味が想像される名前(すなわち私の妄想が喚起されたもの)の数々を、ご覧頂きたい。

 ・「ビッグウエスト社」
   
 「太っ腹」ということであろうか。

 ・「COTTA(コッタ)」
   
 進学塾兼補習塾のようだが、肩凝りがしそうで、私は行く気がしない。

 ・「真宗大谷派 道教寺」
   
 仏教寺院なのに「道教寺」とは、これ如何に。

 ・「SAPPORO-KEN」
   
 「横浜県」や「仙台県」と言いかけたことのある私としては、「札幌県」というのは嬉しい。

 ・「備前県民局」
   
 さすがに「備前県」と言いそうになったことは無い。

 ・「宮入内科」
   
 なんだか病気が「お宮入り」になりそうで[12]、あまりかかりたくない医者である。

 ・「うかり整形外科」
   
 整形外科にうっかりされたら、あまりにヒドイ。

 ・「矢追医院」
   
 「やおい」という言葉がいつからあるのかは知らないが、この病院の方が古そうだ。とにかく、病院にとっては、いい迷惑であろう。

 ・「おせわ整体院」
   
 病院ついでにもう一軒。ちょっと押し付けがましい響きを感じるのは、私だけであろうか。

 ・「NAIKI」
   
 「NIKE」と同じく「ナイキ」という発音。ただ、靴や衣服で「NIKE」が流行る前からあったのかもしれない。私がバイトをしているコンビニの従業員用ロッカーも、この「NAIKI」製。
 最近、「iPhone」という携帯電話が流行りだが、呼び鈴で「AIphone」というものもある。そこで、両社の協議により、前者が「アイフォーン」、後者が「アイフォン」「アイホン」に定められたとか。
 しかし、この「ナイキ」はどうしようもないだろう。

 ・「黒川徽章」
   
 「黒川キショウ」と云えば、国立新美術館の設計や都知事選での立候補で世間を賑わせた例の人物が思い返される。これも、店にとってはいい迷惑かもしれない。

 ・「KYビルディング」
   
 もっと気の毒なのが、これ。「KY」なんて言葉が流行り出す前からあるのだから、空気の読みようがない。

 ・「髪切の館」
   
 渋いネーミングなのだが、「髪切」と言うと連想されるのは、妖怪「髪切り」。そういえば中は見えないし、妖怪がいてもおかしくないかもしれない。


(2010.9.15)
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